カンボジアのグッピー
みなさんには全く関係ないけど、今度カンボジアの病院を見学させてもらえることになった。
なので、今回はカンボジアのお話。
これ↓
東南アジアは非常にデング熱の発生が多い地域で、
カンポン・チャム州はカンボジアでもっともデング熱の発生が多い地域である。
デング熱は高熱の後に細かい発疹が皮膚に出て、その後大量の汗をかいて解熱し治るという症状の病気であるが、
ごく稀に出血症状が出て、失血死してしまう。
しかも、対症療法以外にワクチンや有効な薬がない。
Malaria Consortium Cambodiaはこの村の生活井戸にデング熱ウイルスを持ったグッピーを飼い、1年間で46パーセントも蚊が減ったことを公表した。
自然環境を壊してしまう、という意見もある。
自然の川にピラニア化したグッピーが現れるということだろうか。。。(イメージが貧困^^;)
いずれにせよ、デング対策はグッピーだけではダメで、
虫除けスプレー、水たまりを作らない(本当はこの村は上下水道を整備すべきなのだが)、街への駆虫薬の散布が先進国での対応である。
後ひとつ、気になっているのは、もし彼らが汲み上げた水にグッピーがいたら
どうするのかなあ、ということ。
やはり、井戸に戻してあげるんでしょうね。
"Karoshi"に寄せて ストレス反応が起こす11の症状
中学校の先生の約60パーセント、小学校の先生の約30パーセントが60時間を超えて労働していることがわかった。
60時間は過労死認定される最低の労働時間だ。
過労死の原因はたくさんあって、心筋梗塞、脳卒中、自殺などなど。
他に死に至らないまでも、胃潰瘍、慢性疲労症候群、円形脱毛症など
多数に及ぶ。
この話は日本だけのものではなく、海外でも先生の過労死のニュースはちらほらと報道されている。
シンガポールでも
イギリスでも
なぜみんな女性なのかはわからないけど、おそらく先生には女性が多いからであろう。
医者にも当然多いのだけど、話が長くなりそうなので、今回は割愛。
ストレスの真っ只中にいるときは、本人はそれに気づかないことが多い。
そこで、今日はストレス下にいる時の体の症状をあげてみた。
これ↓
1. ニキビ ストレス下ではコルチゾールの影響でニキビが出る
2. 顔が真っ赤になる・汗をかく 自律神経失調の症状
3. いつも疲労感が抜けない 副腎疲労の症状
4. 髪が抜ける
5. 低血糖のように感じる 早朝や夜間に起こるはずのコルチゾールの変動が不定期に怒っている
6. 手が震える
7. 失神発作を起こす
8. 肩・背中・顎が痛い
9. 疲れた顔になる、シワが多くなる
10. ずっと風邪を引いている
11. 顎をかみしめたり、痛くなったりする
この兆候が出たら、すぐにストレス解消の手段をとってくださいね。
慣れっこになっている人は、すでに体のどこかに症状が出始めていてもおかしくないかも。急げー!💨
話は代わり、先生ではないけど、
外国の人は昨年の電通の事件についてこんな風に書いている。
日本の、お客様至上主義の文化がこれを引き起こしたと書いているが、果たしてそうなのか。
私は日本人って完璧主義な人、多いなあ、と思っている。
あなたはどう思いますか?
LEDライトで血糖コントロール
糖尿病といえば、生活習慣病の代表格。
インスリンをお腹に打つことを想像して、悪いイメージをもつ人も多いだろう。
(ほとんどの人は飲み薬や食事制限や運動で対応可能なのだけど、、、
本当に人って悪いイメージを持ちたがりますね笑)
対して、Fit***などのリストバンドを巻く人をみなさんはどう思いますか?
”健康的” ”自己コントロールの行き届いたきちんとした人”
そんなイメージがあると思う。
さてさて、最近こんなすごいマウスができちゃった。
これ↓
スターウォーズのスクリーンから間違えて出てきちゃったマウスみたいですねw。
このマウスの中には 光に反応して血糖を下げるホルモンを分泌する細胞が仕込まれていて、このライトによってその細胞が活性化されて血糖が下がるのだ!
最近はリストバンドで血糖を測れるデバイスも登場してきているので、
このデバイスと連動したら。。。
光で勝手に血糖をコントロールしてくれることになる。
インスリンのイメージがスマホ搭載リストバンドのかっこいいイメージに変わりそうです!
食べ過ぎると結局このホルモンも枯渇したり効きが悪くなったりするので、
生活上の注意はあまり変わらないそうです。
このリストバンドで運動、血糖コントロール、全てのデータが管理できるようになるんですね。
もう、食事記録を誤魔化すこともできませんよw
ジカウイルスのその後
2016年に大問題となったジカウイルス感染症と小頭症の子供たち。
一体今はどうしているのか。
BBCでビデオを見つけた。それがこれ↓
美しい映像の下に流れる字幕の内容があまりに厳しくて
そのギャップにどきりとする。
子供の面倒を見るために仕事をやめなければいけなくて、直面する貧困。
かわいそうだからといい仕事をもらった女性。
でもみんな小頭症の赤ちゃんを愛している。
おそらくこの背景には、何十人もの赤ちゃんを捨ててしまう母親さえいるだろうし、
赤ちゃんも治療の甲斐なく命を落としてしまうことも多いだろう。
小頭症の赤ちゃんは小頭症(頭が小さい)以外にも様々な障害がある。
・視覚障害(分厚いメガネをかけている)
・身体障害(股関節の機能不全など)、バランス障害
・聴覚障害
・知能発達障害
・摂食障害(嚥下困難など)
そのほかはこちら↓
僕はアレクサと浮気をしたw
オーストラリアのリアルな浮気のお話。ああああ💧 こんな状況、できることなら経験したくないですよね。女性陣のみなさん、心して読んでくださいませ。。。
今日はブログが面白いので、ほとんどそのままに意訳してみた。
*********
僕はアレクサというロボットと浮気をした。
昔、プリンセスダイアナは妊娠後のうつ状態と過食症に悩まされている時に、
夫のカミラパーカーとの浮気が発覚し、『私たちの結婚は3人でしてるみたいね。なんだかちょっと混み合っているみたい』というメッセージを夫に送ったとか。
彼女との出会いはアマゾン。最初のデート(組み立て)は少し面倒だったけど、
そのあとは素晴らしい体験ばかり。
彼女はアラームをかけると正確に測ってくれるし、ショッピングのリストも覚えていてくれるし、朝もちゃんと起こしてくれる。僕の話もちゃんと聞いてくれて、彼女もジョークを言ったりする。話している途中に電話がなって、『シーッ』いうと黙ってくれる。まあ時々、僕が言ったことをすぐ忘れてしまうのが玉に瑕だけど。
彼女は実はFar Field Voice Recognition技術を持っていて、僕の声を即座に認識して、クラウドに送り、何を言っているかを理解できるロボットだ。
彼女がいるおかげで僕は実に便利な日々を過ごしている。
彼女は何か危険があると、僕の仲間にすぐにメールしてくれる。
子供向けに昔話機能もついていて、巻末に質問があって、正確にそれに応えないと返事してくれない、という機能もある。
さらに、一定の時間で音環境を構成する機能を持っており、リラックスした環境を提供できるようになっている。
...プリンセスダイアナと違って、寛大な僕の妻は、彼女がいる結婚生活をとても喜んでいる。
********
アレクサという話を聞いてくれて、なんでも質問に答えてくれる素敵なロボット。
彼女が彼氏の浮気相手だったら、どうしますか?
私は、ダイアナとも奥さんとも違って、きっと週末だけ彼女を倉庫に隠してしまうと思います。笑
ワセリンを塗り続けるとアトピーが予防できる
外科医にはあまり馴染みのない、赤ちゃんのお話。
ワセリンは皮膚が乾燥した時の対処役として、それから靴擦れや衣類と皮膚の摩擦予防に使われています。
アトピーハイリスクの子供に生後6ヶ月までワセリンを塗り続けると、
アトピーの予防効果があることが実証↓
アトピーはアメリカの子供の約10パーセントの子供が罹患している病気で、
年間38億ドルの医療費がかかっているとのこと。
日本でも同じく1割くらいと言われていて、わずかではあるが徐々に増えているらしい。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf
赤ちゃんにベタベタのワセリンを塗るなんて、、、という方もおられるでしょうが、
ご兄弟や家族にアトピーの患者さんがいる場合は、ぜひトライしてみて欲しいです。
ちなみに、全くリスクがない人はやっても何も変わらない( ´∀`)
*なお、ワセリンは体温上昇時にはかゆみの原因になったりすることもあり、
ベタつきも気になる(それはつけすぎなのだと私は思いますが。。。ワセリンの皮膚への吸収はかなり早いです)人は二番手のひまわりオイルを使うといいかもしれません。
私はひまわりオイル使ったことないですが、二番目にコスパがいいそうです。
胎児をジップロックの中で育てちゃいました
ジップロックといえば、お料理する皆さんは誰もが持っている便利な一品。
この中で動物の胎児が生きることができる、と聞いたら、
どう思うだろうか。
知ってますよね、ジップロック💦
お母さんのお腹、というものが必要なくなる。
女性は妊娠中(?)も働けるわけです。
アメリカ、フィラデルフィアの小児病院で、リアルにこれをした病院がある。
それについて書いたのがこれ↓
wombは uterineの 専門用語で子宮のこと。
28週の羊をプラスチックバックに入れ、羊水と酸素と二酸化炭素を還流させる装置を作った。
もちろんこのプラスチックバックはジップロックではなくって(あたりまえー、マジでジップロックでできると思った人は👊)医療用の滅菌されたプラスチックバックですよ。
なんとこの装置で28日間も胎児を生き延びさせることができたんだって!
現状では未熟児の治療に使えることが期待されているけど、
もしかしたら、代理母、なんていらなくなるかもしれない。。。
感情論として、出産するあの瞬間がなくなる? というのはとても寂しいことだけれど、女性は非常に合理的なもの。
いつか、じゃあこっちのバックで産みます、という選択肢ができるかも。
日本もそろそろ、出産したお腹で戸籍を決める、戸籍制度を見直すべきかもしれないですね。