健康になりたかったら健康な人と一緒に生活すべし
昨日の先生は、ファスティングしてもいいけど、終わった後にちゃんと食べろよ的なことを書いていた。
普段食べているものは、少なからず私たちの体調や精神に影響すると言われていて、
腸は第二の脳と言われる所以である。
ファスティングすると、食べていたものが一気になくなって、まるで”リセット”されたように思うかもしれないけどそうではない。
それまで食べていたものに合わせて、腸は馴化しているからである。
ピザとかハンバーガーとかのいわゆるアメリカンフードを食べている人は
腸管内の細菌の量が少なくてしかも種類も少ない。
こういう腸を持った人は免疫疾患やメタボリックシンドロームになりやすい。
ナッツとか果物とか野菜などの菜食中心のマウスは
腸管内の細菌の量が多くて種類も多い。
それについて書いてあるのがこれ↓
(*絵が腸、いや超キュートでしょ〜♩)
ご存知の通り、糞便は腸管細菌の塊である。
糞便は移植すると移植された腸管内で増殖するのね。
無菌状態で育てたマウスに二つのタイプの人間の糞便を移植してみた。
一つはアメリカンな食事で一日3500キロカロリーの食事をとっている人。(アメリカンマウスとここでは呼ぼう)
もう一つは菜食中心で一日1800キロカロリーの食事をとっている人。(菜食マウスとここでは呼ぼう)
この2グループのマウスを別のケージで育ててみた。
アメリカンマウスに菜食中心の食事を与えてみたが、腸管細菌は増えなかったし、種類も増えなかった。
試しに同じケージに入れてみた。すると、
菜食マウスの腸管内の細菌がアメリカンマウスの中に認められるようになったのだ!
マウスは、同じケージの中の糞を食べるので、どうやら移ったらしい。
人間では一体どうなのか、はっきりしたことは書いてないが、
同居している人同士の腸管内細菌が似ていることは過去の経験でわかっているそうだ。
つまり、配偶者や家族や近しい恋人や、、、同居人の腸管内細菌はお互いに影響を与え合う、ということで、
健康になりたい人は健康な人の近くで生活するといいのかもしれないですね。