カンボジアのグッピー
みなさんには全く関係ないけど、今度カンボジアの病院を見学させてもらえることになった。
なので、今回はカンボジアのお話。
これ↓
東南アジアは非常にデング熱の発生が多い地域で、
カンポン・チャム州はカンボジアでもっともデング熱の発生が多い地域である。
デング熱は高熱の後に細かい発疹が皮膚に出て、その後大量の汗をかいて解熱し治るという症状の病気であるが、
ごく稀に出血症状が出て、失血死してしまう。
しかも、対症療法以外にワクチンや有効な薬がない。
Malaria Consortium Cambodiaはこの村の生活井戸にデング熱ウイルスを持ったグッピーを飼い、1年間で46パーセントも蚊が減ったことを公表した。
自然環境を壊してしまう、という意見もある。
自然の川にピラニア化したグッピーが現れるということだろうか。。。(イメージが貧困^^;)
いずれにせよ、デング対策はグッピーだけではダメで、
虫除けスプレー、水たまりを作らない(本当はこの村は上下水道を整備すべきなのだが)、街への駆虫薬の散布が先進国での対応である。
後ひとつ、気になっているのは、もし彼らが汲み上げた水にグッピーがいたら
どうするのかなあ、ということ。
やはり、井戸に戻してあげるんでしょうね。