"Spark Joy" その時あなたの中で起こっていること 〜What does "Spark Joy" make you?〜

youtu.be

 今年に入ってからめちゃくちゃ盛り上がっているこんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』ですが、私は3-4年前に初めて本を読んで、そのあとずっと実践しています。それまでファッショントレーニングと題して色々な服を試しては失敗し、でも部屋着にすればいいかな、などと家に残したままにしていた服たち。。。部屋にいる時でさえも楽しい気分でいたいので、結局捨ててしまいました。

www.youtube.com 17:29でspark joyが説明されています。

 でも、どうしても妥協しないといけない時ってありますよね。例えば、救急車で運ばれてしまった病院のベッドとか、偶然来た電車の座席とか、偶然予約してしまったホテルの部屋とか。(すごく細かいですけど、サンフランシスコの公共交通では新車両と旧車両の違いが著しいので本当に気分の気概が顕著です。)

 前者はすごく楽しい気分になるし、後者は何だか気分が悪くて、時にはハンカチで顔を覆ってしまいたくなることも。。。

 ではこの違いって何なのでしょう?

 ときめきをこんまりさんはSpark Joyと表現していますが、正確に言うと、これは「期待感、ワクワク」です。未来に対して胸ふくらませる感覚ですよね。洋服でいうと、それを身に着けることで楽しく遊んでいる自分や、素敵なところで食事を楽しんだりとか、大好きな人たちと一緒にいる時間だとかを想像できるのです。

 この感覚が起こっている時、精神高揚ホルモンの一つであるTSH(甲状腺刺激ホルモン)が脳下垂体から分泌されています。どちらが先でどちらが後なのか、そこまでは文献には書いてありませんが、このTSHはDapaminの放出作用もあり、将来に対して興奮するとともに、そこで想像したことに対してさらにワクワクします。

 そして興味深いのは、この二つのホルモンはサーカディアンリズムに乗っているので、全く逆の動きをするんです。実際のときめきのTSHを調べた文献はありませんでしたが、夜の方がTSHが出るので未来に対してのワクワクが増幅し、朝はさらにdopaminが多く出るので実行に適した時間です。

 なので、サーカディアンリズム×こんまりメソッドと解くと、夜にときめくものを選別し、仕分け作業は朝に一気にやる!というのがいいのかもしれません。また、迷いやすい人は、逆に昼間に選別作業をして、実行するのはそのすぐ後か、次の日の昼がいいかもしれないですね。あくまでも"未来の"というのがポイントです!

 

https://www.rxhometest.com/wp-content/uploads/2018/11/TSH-levels-diurnal-rhythm.jpg

http://www.jneurosci.org/content/jneuro/19/10/4132/F1.large.jpg